ことかげレポート

経済や投資の勉強のためのメモ&レポート

本日の市況 2018-02-05

レオス・キャピタルワークス トレーディング部さんがFacebookで公開している解説動画を参考にしたメモです。

本日の数字

  • 日経平均:22682.08
    • 前日比-592.45(-2.55%)
  • TOPIX:1823.74
    • 前日比-40.46(-2.17%)
  • 為替レート(15:00):$=109.91
    • 前日比0.24

日経平均は大幅続落。年初来安値更新。

前日の米国市場

  • 先週末の米国株は急落。
  • きっかけは米雇用統計の堅調な結果。非農業部門の雇用者数が強い結果となった他、インフレ指標として注目される賃金も前月比で予測比上振れ、前年比では+2.9%という高い伸び。
  • これまでは米国の景気こそ良好なものの、インフレが伸び悩んでいた為に利上げペースは加速しづらい、という株式市場にはポジティブな環境が続いていた。
  • しかしインフレの伸びが確認されたことで、利上げペースが加速し、株式市場にネガティブな環境に変化するのではとの警戒感が強まった。
  • その結果、NYダウは2.5%安とトランプ大統領就任以降で最大の下げを記録。

本日の日本市場

  • 日経平均も2.5%安水準まで下落し、東証マザーズ指数に至っては一時-3%の超急落、文字通り全面安商状。
  • それでも前場中盤以降は下げ渋る動きとなった他、売買代金も高水準に膨らんでおり、押し目買い需要は根強い模様。
  • アジア株や米国株先物も総じて軟調となったが、概ね本日のスタート近辺が底値となっており、押し目を拾う動きが活発だったことが窺える。
  • ただし、これまでの世界同時株高を牽引してきた米国株の下落が短命に終わるかを見極めたいとの思惑が強いのか、反発力は非常に限定的。
  • 前場中盤以降の日経平均は非常に狭いレンジ内での小動き商状に終始した。

メモ

  • <米雇用統計> 20万人増、賃金上昇に勢い、失業率に変動なし https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20180202-00000122-mai-bus_all
  • 今回の米国市場の下げは… 雇用が改善→賃金上昇→インフレ→利上げ加速→企業にとってはネガティブ要因が拡大 …という理屈。
  • レイオフで株価が上がるのと同様、一般労働者にとって良いことが企業や投資家にとっては負担でマイナスということ。

グラフで見る日本市場の様子

日経平均採用銘柄の株価一覧 :株式 :マーケット :日経電子版
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(このグラフは今日までJPXのサイトのデータを使ってきましたが、四季報のサイトの方が使いやすそうなので明日から切り替えます。)
全面安ではありますが、年初来比ではまだまだプラス。
マーケット | 会社四季報オンライン
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