ことかげレポート

経済や投資の勉強のためのメモ&レポート

本日の市況 2018-01-04

レオス・キャピタルワークス トレーディング部さんがFacebookで公開している解説動画の内容をメモしました。
為替レートは日銀の外国為替市況(日次)の中心相場の値です。
外国為替市況(日次) : 日本銀行 Bank of Japan

本日の数字

  • 日経平均:23,506.33
    • 前日比+741.39(+3.26%)
  • TOPIX:1,863.82
    • 前日比+46.26(+2.55%)
  • 為替レート:$=112.70
    • 前日比-0.20

昨夜の米国市場

  • 堅調な滑り出し。主要3指数ともに最高値を更新。
  • FOMC(米国連邦公開市場委員会)議事録で「緩やかな利上げ」支持。これが市場に安心感を与えた。
  • 他に、「新年も半導体需要が旺盛との見方」や「中国マクロ指標の上振れ」などが好感された模様。

本日の日本市場

  • 大幅反発。昨年来高値を更新。
  • 海外株高の流れを引き継ぎ、日経平均は約2ヶ月ぶりに23,000円の大台を突破して開始。寄り後も右肩上がりの展開。
  • サイズ別指数では大型株の強さ際立つ。
  • 業種別では金融関連や外需といった「ハイβ株」が軒並み大きく上昇。
  • グローバルでの株高時は、このように大型株やハイβ株が上昇する傾向がある。本日は典型的なリスクオン商状。
  • アジア時間に入って、特に新たな好材料は見受けられなかったが、マーケットでは海外勢が大型株を積極的に物色との声が多く聞かれ、225は終始ジリジリと高値を更新。
  • 寄り付きが安値、大引けが高値という非常に強い形で大発会を終えた。

用語メモ

  • 主要3指標:米国の代表的な株価指数。①ダウ平均株価、②ナスダック総合指数、②S&P500
  • ハイβ株
    • 参考サイト: 「ベータ値」ってなに?~ベータ値を銘柄選びに役立てよう | トウシル
    • β値とは「市場全体(=株価指数)に対する、個別銘柄の感応度」のこと。
    • 例えば、TOPIXが+1%の上昇時、同じく+1%になる銘柄のβ値は1。指標が+の時マイナスになる逆相関の動きを示す銘柄もある。この値は、個別銘柄のリスク(=値動きの大きさ)を示すともいえる。
    • 傾向として、景気敏感株は高く(2以上も散見→鉄鋼、海運、不動産、証券)、ディフェンシブ株は低い(0.5以下も多い→医薬品、食料品、小売り)。また、業界内の上位銘柄は低く、下位ほど高い。値がさ株は低く、低位株は高い。
    • 業績の変動が激しい銘柄ほど、β値は高い傾向にあるといえる。
  • リスクオン商状
    • ハイリスク、ハイリターンを狙う動きが活発な相場の状況。